介護福祉士とはどういった資格?持っていた方がいい?

介護福祉士とはどういった資格?持っていた方がいい?

最近よく耳にするようになった「介護福祉士」とは一体どういった資格なのでしょうか?
介護士とはどう違うのでしょうか?介護の仕事を目指すうえでは、ぜひとも取っておきたい資格でもあります。そこで今回は介護福祉士の資格や試験などのポイントについてご紹介します。

介護福祉士とはどんな資格?

そもそも介護福祉士とは?

介護職にはさまざまな業種が存在し、その業種のなかでもさらに枝分かれして、実に多様な業種形態になっています。そのなかでも介護福祉士とは、介護に関する国家資格に合格した人が名乗ることができる資格です。 介護福祉士は、「ケアワーカー」と呼ばれることもあります。

介護士とは何が違う?

介護福祉士の業務は、介護が必要な高齢者の食事、トイレ、入浴、着替えなど身の回りのお世話をすることです。また、利用者とお話ししたり一緒に遊ぶことによって、介護者のメンタル面もケアします。ここまでは介護士と同様の仕事内容です。介護福祉士はさらに、介護士に対して指示やアドバイスを行う立場でもあります。

より深い専門知識を持っているので、現場の指導やリーダーシップをとる役割を担うこともあります。両者の大きな違いはこういった部分にあるといえるでしょう。介護福祉士は多くの責任を担う立場であるからこそ、給料をはじめとする様々な面で優遇されます。

介護福祉士の資格は持っているほうが良い?

介護のお仕事をするうえで、介護福祉士の資格はもちろん持っていた方が良いでしょう。というのも、介護福祉士の資格を持っていることで

  • 就職の幅が増える
  • 給与で優遇される
  • キャリアアップに必要不可欠

など様々なメリットがあるからです。今後介護職においてさらなるステップアップを望みたいというのであれば、介護福祉士の資格は必要不可欠であるといえます。また、さらなる上位資格として『認定介護福祉士』という資格も誕生しています。受験資格はもちろん、社会福祉士の資格取得と、定められた実務経験です。長らく介護職を続けていくことを考えているのであれば、介護福祉士の資格は持っていて損がない資格でしょう。

資格を持っていることによる給与の待遇も魅力のひとつです。介護福祉士を持っているのと思っていないのとでは、給与に数万円の差があります。長く続けていけばいくほど、その差は大きくなるでしょう。

さまざまな方法がある!介護福祉士の資格を得る方法

通常資格試験というと、試験を受け、合格する。というのが一般的ですが、介護福祉士の試験は誰でも受験できるわけではありません。試験を受けるためには資格が必要です。

介護施設での実務経験がある場合

実務経験ルートとも呼ばれます。介護現場で3年以上の実務経験を経て、介護職員実務研修を取得して初めて試験を受けることができます。介護施設で働きながら試験に臨むことができるため、介護現場で実際に働きながら知識を得ることができる、モチベーションを維持しながら試験に臨むことができるというメリットがあります。

福祉系の高校を卒業する場合

福祉系に特化した高校(福祉系特例高校)を卒業するルートです。試験に必要な勉強をし、実際に授業の一環で介護の現場を経験します。卒業時に試験を全員受験するのが一般的です。

介護福祉士になるための施設を卒業する場合

介護福祉士になるための専門の養成学校に通い、試験を受けるルートです。3つのルートのなかでは最も早く資格取得が望めるでしょう。養成学校に通う、福祉系の特例高校を出ていなくても受験資格が得られます。最短で1年、一般的には2年程度で受験することができます。

介護福祉士の資格試験内容について

介護福祉士の試験では、 筆記試験と実技試験があります。例年では、筆記試験と実技試験は別日に行われています。筆記試験では、介護知識の基礎である11科目に及ぶ専門的内容が問われ、実技試験では介護における技能テストが行われます。

専門的な知識を必要とするものの、実際に事業所で介護職に従事していたり、学校や養成学校での筆記や実技などの授業をきちんとこなしていれば、決して難しい試験ではありません。

まとめ

介護福祉士は、試験に合格した国家資格を有している人が名乗ることができる職種であり、介護士よりもより専門的で豊富な知識を兼ね備えているといえます。そのため現場を仕切ったり、介護士を指導する立場に置かれることが多いです。様々な面で優遇され、介護職でのステップアップを図るためには必要不可欠な資格であるともいえるでしょう。

「社会福祉法人 瑞仁会 特別養護老人ホーム 良友園」では介護福祉士の資格を持った方を優遇させていただきます。また、働きながら資格を取りたい、スキルアップをしながら受験資格を得たいという方も大歓迎です。ご興味のある方は、ぜひ当園にお問い合わせください。