介護のお仕事の勤務時間はどれぐらい？夜勤についてもご紹介

介護は職種や雇用によって勤務時間が異なる

介護職とひと言でいっても、介護には様々な業種があることをご存知でしょうか。介護士、介護福祉士、訪問介護職員、サービス責任者、 看護職員、ケアマネージャーなど実に様々な業種があります。この中からさらに派生して枝分かれしていきます。介護の多様化が求められるなか、介護の職種もまた多様化しつつあるのです。またそのなかでも、正規雇用やパート雇用があります。それぞれの職種や雇用形態によって勤務時間がそれぞれ異なります。事業所によっては夜勤もあるでしょう。

勤務時間は違えど、介護というお仕事は比較的残業が少ないお仕事ではあります。 次の章からは、代表的な業種の勤務時間を例にとって見ていきましょう。

介護士の勤務時間はどれくらい？

介護といえば皆さん真っ先に イメージされるのが介護士ではないでしょうか。 ヘルパーさんとも呼びます。 介護士は高齢の介護が必要な方の日々の生活をサポートするお仕事です。食事、入浴、トイレ、 着替えなどのお手伝いや、洗濯掃除などの身の回りのお世話、話し相手になったり、一緒に作業したり、心のケアなどもお仕事に含まれます。

正規雇用の介護士の勤務時間

正規雇用の介護士の場合、勤務時間は8時間程度で、途中で1時間の休憩をはさむ場合がほとんどです。 勤務時間については、特別養護老人ホームやグループホームなど、入居型の事業所や、日中のみ営業しているデイサービスや訪問介護事務所などさまざまなタイプの事業所があるため、それぞれの場所によって勤務開始時間が異なります。入居型の介護事務所の場合、夜勤もあります。

パート雇用の介護士の勤務時間

パート雇用の場合は、個人に合わせた勤務時間を選ぶことができます。勤務時間6時間（1時間の休憩）、勤務時間4時間または３時間（休憩なし）など、それぞれのライフスタイルに合わせて勤務形態を選ぶことができるのがパート雇用の魅力です。

介護福祉士の勤務時間はどれくらい？

介護士の職種に、介護福祉士というものがあります。介護福祉士は、国家試験に合格しないと名乗れない国家資格です。介護福祉士はケアワーカーとも呼ばれます。業務内容は介護士とさほど変わりがありませんが、 より深い知識を兼ね備えている介護福祉士は、現場の責任者を任されるなど、リーダー的な役割を担う場合が多いです。

正規雇用の場合、介護士と介護福祉士の勤務時間の違いはありません。 他の業種の介護職員とも同じ勤務時間で働きます。 もちろん事業所の形態によっては、 夜勤もあるでしょう。

介護士と介護福祉士は勤務時間自体は変わりませんが、 仕事を行う領域、問われる責任が大きく違います。 そのため介護福祉士は介護士よりもさまざまな面で優遇されます。 もちろん給与面でも優遇されるでしょう。

介護職における夜勤の勤務時間は？

入居型の介護事業所では24時間稼働しているため、夜勤があります 。介護職の夜勤の勤務時間や時間帯についてご説明します。

介護職夜勤の勤務時間と流れについて

夜勤としての勤務時間は、事業所によってそれぞれ異なります。多くの事業所は、1日を2分割した二交代制、1日を3分割した三交代制のどちらかをとっています。どちらの交代制をとっているかによって夜勤の勤務時間が異なるというわけです。

二交代制の場合の夜勤は、おおよそ16時から翌朝の9時まで、三交代制の場合の夜勤は、おおよそ22時から翌朝の6時まで、16時からの場合は食事の準備や介助、就寝準備も業務内容に含まれますが、22時からの場合は、入居者の方は就寝されているので勤務内容は夜間巡回や入居者の方の寝返りの介助やおむつ交換となります。

夜勤専門で働くことも

通常の介護職員は、 週に2回程度の夜勤となっていますが、なかには夜勤専門で働く人もいます。 夜勤には体調を崩しやすかったり、時には少人数での緊急対応を求められたりといったデメリットもありますが、多くの施設では夜勤の人員不足があるため、夜勤ができることで求人の幅がぐんと広がったり、夜勤手当がもらえるというメリットもあります。

まとめ