入所後の参考に!特別養護老人ホームでの一日の過ごし方

入所後の参考に!特別養護老人ホームでの一日の過ごし方

特別養護老人ホームに入所してから毎日をどのように過ごすことになるのか、ということはご家族の方にとって気になる部分ではないでしょうか。施設によって若干の違いはあるものの、基本的な流れはほとんど同じですのであらかじめ把握しておくといいでしょう。
今回はそんな特別養護老人ホームでの一日の流れについてご紹介いたします。

起床〜午前中の流れ

まずは起床です。基本的には7時が起床時刻である傾向が高く、その時間になるとスタッフが入所者の方にお声がけをする、誘導するなどによって起こします。このように規則正しい生活リズムが身体に対していい効果を与えますので、早朝に起きるということは大切です。起床したらそのままモーニングケアへと移ります。顔を洗い、寝間着から普段着へと着替えを行うのですが、ご自身だけでは難しい方もいらっしゃいますので、その場合はスタッフが手伝いながら寝癖を整えるなどの身支度を済ませるのです。

身支度が完了したら、食堂へと移動して朝食を食べます。体調が悪い場合や移動が難しい場合を除いて、食堂で入所者の皆さん全員で食事をすることになりますので、ただ食事をするというだけでなく大切なコミュニケーションの時間でもあるといえるでしょう。食後には口腔ケアとしてしっかりと歯を磨きます。

続いて体操です。入所している方々は普段ほとんどの時間を特別養護老人ホーム内で過ごしていますので、体操によって全身を動かし、血行促進や運動不足の解消を図るというわけです。また、体操には寝起きの頭を覚ます効果もありますので、一日の始まりにはぴったりです。体操が終わったら、入浴です。毎日入るわけではありませんので、一般的な週2回のように決められた間隔で入ることになります。性別や入浴時間帯のルールによっては午前だけでなく午後になるケースもあります。

正午〜午後の流れ

正午になったら昼食です。朝食のときと同様に、食堂にて他の入所者の方と集まって食べる形となります。場合によっては食べ物を吐いてしまう、喉につまらせてしまう恐れがありますので、すぐ近くには常にスタッフの方がおり、いつでも対応できる状態ですので安心です。

食後は少しゆっくりとしたら、レクリエーションを行います。入所者の方それぞれで異なることをするケースもあり、ホームの周辺をお散歩したり、カラオケを楽しんだり折り紙をするなど、気分転換を目的として出来る範囲のことをおこないます。

レクリエーションをたっぷりと楽しんだら、15時にはおやつの時間となります。昼食から少し時間が経っており小腹が空く時間帯でもありますので、少し休憩というわけです。毎日異なるおやつが出てくるので、入所者の方にとって大きな楽しみの一つと言えるでしょう。ゆっくりとお茶などを飲みながらお菓子に舌鼓をうつ時間はとてもリラックスできるひとときではないでしょうか。

夕方〜就寝の流れ

大体18時頃には夕食となります。夕食後は就寝となりますので、夕食の献立は身体への栄養バランスだけでなく、消化の良さなどもしっかりと考えた上で作られています。そのためお粥や刻み食などの咀嚼しやすいものが多いという特徴があります。

夕食後はナイトケアへと移ります。朝行った動作と同じように、歯をしっかりと磨いた上で、普段着から寝間着へと着替えを行うのです。夏は汗をかきにくいように薄着にし、冬は眠っている間に風邪を引いてしまうことがないようにしっかりと厚着をするなど、季節に応じて寝間着を調整することも大切です。

施設ごとに異なる場合がありますが、大抵の場合21時が就寝時刻となります。翌朝7時の起床時間までたっぷりと眠ることになるのです。とはいえスムーズに朝まで熟睡できる場合もあれば、なかなか眠ることができなかったり、深夜に目が覚めてしまったりということもありますので、入所者の方が安心して休むことが出来るように、その都度スタッフの方がしっかりと対応をしてくれます。

また特別養護老人ホームには高齢の方が非常に多いため、深夜に関しても定期的に排泄補助をする必要があります。

家族との面会や訪問美容室などの楽しみもあります

基本的には入所者の方はこのように規則正しくゆっくりと過ごすことになります。しかし、定期的にご家族の方が面会に来たり、場合によっては一緒に外出をして食事を楽しんだりということも可能です。その他にも、入所者の方は一般的な美容院へと足を運ぶことが難しいため、訪問美容院として施設に来ていただいてヘアケアをしてもらうことがあります。長くなってしまった髪の毛を丁度いい長さに整えたりすることは女性であれば特に嬉しい出来事ではないでしょうか。

その他にも、午後の時間をリハビリに当て、週に何回かは機械浴という形での入浴もありますので、何の刺激もない毎日になってしまうというわけではなく、少しでも変化をつけることで毎日を充実して過ごしていただくことが出来るようにと配慮されていると言えるのではないでしょうか。

さらに、近所でお祭りがあれば可能な限り出かけたり、反対に施設内で楽しめるようなイベントごとを季節に応じて定期的に実施するなど、刺激的で楽しめるものが用意されていたりもします。普段なかなか会うことができないご家族の方にとっても、そのような過ごし方をサポートしてもらえているというのは安心ですし、大変嬉しいことではないでしょうか。

まとめ

健康に過ごしていただくために、特別養護老人ホームでは規則正しい毎日のスケジュールが組まれていますので、入所者の方はそれに沿って過ごしていくことになります。もちろん体の調子など個人差がある部分もありますが、スタッフの方が臨機応変に対応してくれます。
「特別養護老人ホーム 良友園」でも活気溢れる毎日を過ごしていただけるような環境づくりをしておりますので、入所をご検討の方はまずは資料請求またはお気軽にお問い合わせください。